学術部
柔道整復接骨医学会からのお知らせ
認定柔道整復師資格取得及び更新について
令和4年から認定柔道整復師資格取得及び更新方法が単位制に変わります。
新規取得に関しては5年間学会に在籍し、30単位取得後、申請すれば認定柔道整復師の資格が取得できます。
認定柔道整復師の資格更新におきましても5年間の間に30単位取得で更新できます。
今までは学会に参加するか、各地で行われる学会主催研修会のみでしたが、今後WEB学会主催研修会も開催され認定柔道整復師の資格が取得しやすくなります。
令和3年よりWEB学会主催研修会を開催致します。
日程等はまだ決まっておりませんが、是非参加してください。
今後は認定柔道整復師を基にして、骨折脱臼整復やエコー観察の認定制度も行う予定ですのでこの際に認定柔道整復師の資格を取得されることをお勧めします。
関節可動域表示ならびに測定法改訂について
超音波初心者基礎研修会続編のご案内
第32回富山県接骨学術研究会開催について
第30回日本柔道整復接骨医学会学術大会のご案内
第4回匠の技伝承プロジェクト
匠プロジェクト委員 原 誠
第4回匠の技伝承プロジェクトがオンラインで開催され、前原会員・大野会員・高崎浩会員・自分(原)の4人が県接骨会館3階で受講しました。今回は顎関節脱臼がテーマで整復肢位や整復法及び固定についての習得と膝関節周囲のエコー撮影の講義でした。
顎関節脱臼整復法には口内法と口外法があり、今回は前方脱臼を前提とした背臥位口外法の修得とのことでしたが、メンバーからもあまりやったことがない整復法だとの声があり、新鮮な気持ちで臨みました。学術部の河合優部長と柴田成人理事・中邑克信理事も参加され、柴田理事をモデルに整復動作の研修を行いました。固定法は綿包帯による投石帯固定と既製品のバンデージによる固定を実際に行いました。今後、富山県会員向けに研修会が実施されるので、それまでにこの方法の注意点を解説しながら整復動作を再現できるよう自己訓練に励まなければと思いました。顎関節はエコー観察に不向きであることから超音波観察装置による研修は膝関節の観察で、大腿四頭筋腱長軸画像と膝蓋靱帯長軸画像及び内側側副靱帯長軸画像の描出を行いました。超音波観察装置は骨観察だけでなく靱帯や筋肉や腱などの軟部組織観察にも有用ですので、講習会の参加や機器の購入をお勧めします。
このプロジェクトは、会員に広く伝える事を目的とした講習会であることを意識して、講義する立場になる為により知識と技術の研鑽に励んで行こうと思いました。
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第3回匠の技伝承プロジェクト
砺波ブロック 大野 重浩
日時:令和3年11月28日(日) 会場:接骨会館
3回目を迎える匠の技伝承プロジェクトは足周辺の骨折の整復・固定(腓骨下端部の骨折)と足関節周辺の超音波観察(腓骨及び前距腓靭帯)でした。下腿骨骨折の最も重要なポイントは固定にあります。血行障害、神経障害を考慮し踵周囲に、いかに負担をかけず固定を行えるかがポイントとなります。日整基準の方法では金属副子を患者の足に合わせ踵の形、足底アーチを考慮しながら作成します。次に金属副子と下腿部の間に、脱脂綿とガーゼで作成した緩衝材を巻き、前足部、下腿近位部を固定する。あとは足関節両果部をボール副子で固定し、足関節部、下腿全体の順に包帯固定を施します。私も若い頃、師匠の下で下腿部の金属副子を作成した際に、踵の形がなかなか上手く作れなかった覚えがあります。初めての方は患者さんの足にあった副子の作成が重要です。超音波観察において腓骨は簡単に見えると思いますが、前距腓靭帯は中々難しいかも知れません。特に損傷した靭帯はどれが靭帯なのかよく判りません。まずは健側の腓骨、距骨その間にある前距腓靭帯を観察し、患側の腓骨、距骨が健側と同じように見えるように描出して靭帯の変化及びドプラー反応を比較した方が良いと思います。靭帯が損傷した状態は多くの方が想像する紐が切れた状態ではなく、靭帯部分の線上高エコー(靭帯の横線)が消失しボヤボヤして膨れた状態に見えます。また太っている方、痩せている方、以前に同部位を怪我した方等、人によって見え方が違う事が多いので、実際に観察器を操作して慣れるしかありません。今後、県内での匠の技伝承プロジェクト、超音波観察講習会にて会員の皆様にお伝えしたいと思います。![]() |
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第2回匠の技伝承プロジェクト
高岡ブロック 高崎 浩
幸いにも研修時代から多くの骨折、脱臼を診させて頂きました。自分が整復経験したこと、更にもっとより多く経験がある父親のアドバイスを受けたうえで2002年より日本柔道整復接骨医学会、北信越学会、県の学術研修会等、これまで30回以上の発表を行った次第です。この事が評価されたのか、一昨年日本柔道整復師会から学術会長賞を頂き、私自身も発表に一区切りつけようという思いでいました折、当時の井田学術部長から「日整が主催する匠の技伝承プロジェクト指導者講習会に参加してもらいたい」という依頼を受けました。何度も辞退を申し上げたのですが、吉村会長からも熱心にお誘い下さり、大変恐れながら、引き受けさせて頂いた経緯であります。さてコロナ自粛期間を経て、令和3年9月28日よりオンラインという形で、講習会がスタートし、私の責任担当は11月7日の第2回大会でありました。疾患は「肩(肩甲上腕」関節脱臼)です。当該脱臼はご存じのように、全脱臼中、50%の発生率で、接骨院にも多く来院し、私自身も数多くの症例遭遇があります。しかしながら整復法も多種多様で、今回の講習会は「脱臼治療における視野拡大にはよい機会」でありました。
このプロジェクトが今後どのような形で進んでいくのかは分かりませんが、まずは残されている6回の講習をしっかり受講し、自分にとって実のあるものにしていきたいと思ってます。
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第1回匠の技伝承プロジェクト
高岡ブロック 前原 征一
『柔道整復術公認100年記念』で匠の技伝承プロジェクトが日本柔道整復師会主催で行われることになりました。富山県から砺波ブロック・大野会員、新川ブロック・原会員、高岡ブロック・高崎 浩会員、あと私の4名で受講することになりました。期間は2年8回の講義を受講します。本来であれば、東京開催ですが新型コロナウィルスの影響でZOOMを活用して、富山県柔道整復師会館で開催される運びとなりました。第1回のテーマは前腕骨遠位端骨折で、超音波観察装置(エコー)実技研修、整復・固定の実技講習がwebで行われました。私自身、「いまさら、骨折・脱臼の整復固定?」と、心の片隅で思っていましたが、日整が掲げる「日整基準」(いつでも・どこでも・だれもが基準を満たす施療が受けられる)を聴き、忘れていたものを思い出した気がしました。それは、柔道整復師の既得権域である骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷、です。
先人の柔道整復師が勝ち得た権域を私達で途絶えてはいけない。「患者が来なくても常に知識だけは身につけておけ」私の師がよく言うセリフです。今からも続く柔道整復業の「日整基準」に研鑽を積み上げたいと思っています。
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第32回富山県接骨学術研究会
学術部 中邑 克信
日時:令和3年10月31日(日) 会場:富山県総合福祉会館(サンシップとやま)
新型コロナウィルス禍の感染状況が少し落ち着いてきた状況の中、今回の富山県接骨学術研究会は、サンシップ富山において約100名の先生方に参加いただき開催した。河合 優実行委員長の開会の辞に次ぎ、(公社)富山県柔道整復師会 吉村 英男会長の挨拶で始まりました。【特別講演】
演 題 「治療に必要な免疫力と医学知識」
講 師 中島カイロプラクティックセンター 院長 中島 旻保先生
まず初めに健康について精神的・社会的・身体的健康の三つのバランスが大事であると説明されました。次に病気とは、体の外からくるウィルスや細菌によるもの、中からくるものについては、ストレスによるもの、精神的・食的・物理的によるものがあり、極度の体温低下や運動不足・過食・貧食・偏食により体の中心が崩れて筋・骨格に異常が起こり、神経系や内分泌系が動かなくなり、やがて内蔵機能の低下から器官の異常が生じ病気を引き起こすと言われました。体温が1度下がると免疫が低下し病気を引き起こし、免疫力が5倍になると説明されました。
続いて精神的ストレスを上肢の下降テストで、科学的ストレスを化学物質入り無添加物を持って行い、その後、肩関節の痛みに対する手技、膝関節の痛みに対する手技、顎関節の痛みに対する手技を、実際に痛みのある3名の先生方にモデルとなっていただき、その痛みに対してデモンストレーションを行っていただきました。次に免疫についての白血球の働き、白血球の数によりその人の免疫力が分かると言われた。喫煙や大量の飲酒ストレス、睡眠不足により白血球が作用する免疫力低下の原因となると言われ、免疫力を高める方法として、
①笑うこと・・・笑うとナチュラルキラー細胞の働きが活性化される。
②睡眠をしっかりととる・・・睡眠不足や質の低下により免疫力が低下し、睡眠と免疫をつなぐメラトニンの分泌が低下する。
③バランスの良い食事とる・・・免疫力を高めるために、腸の環境を改善しその働きを活発にする。
以上の事から免疫力を高めることの重要性を説明された、会員の先生方からの質疑に対して丁寧に答えていただき、日頃の生活習慣の参考、改善とさせて頂く貴重なお話しでした。
第32回富山県接骨学術研究会は稲場 司副会長の謝辞と井田 栄二実行副委員長の閉会の辞をもって終了致しました。
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令和3年度 第1回論文作成研究会
日時:令和3年8月9日(月)14時より 会場:接骨会館3階会議室
第1回論文作成研究会が役員を対象に接骨会館にて開催され、20名が参加しました。河合学術部長、吉村会長より挨拶があり、当会相談役の高崎光雄先生を講師にお招きし「論文作成の目的と手法」について講演を頂きました。
演 題 「論文作成の目的と手法」
講 師 高崎 光雄先生
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令和3年富山県接骨学術研修会
日時:令和3年7月18日(日)午後2時50分より
会場:富山電気ビル大ホール
開催方法:ZOOM開催
出席134名(会員129名)
特別講演
演 題 「なかなか良くならない肩関節疾患、外傷の治療」―当院の治療についてー
講 師 富山赤十字病院 リハビリテーション科 部長
医学博士 杉森 一仁 先生
学術部とICT委員会が協力し、初めてのZOOM開催を行いました。
スムーズに研修会が運ばれ、終了したときはホッと胸をなでおろしました。
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都道府県エコー初心者基礎研修会
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日時:令和3年7月18日(日)午後1時30分~2時30分(60分)
会場:富山電気ビル大ホール
開催方法:WEB(オンライン)開催
内容:(超音波の基礎知識、特色)
出席106名(会員101名)
匠の技伝承プロジェクト 指導者養成講習会開校式
日時:令和3年7月11日(日)午後1時より 会場:柔道整復師会会館3階会議室
「匠の技プロジェクト指導者養成講習会開校式」が開催されました。冒頭に河合学術部長が挨拶をされ、公益社団法人日本柔道整復師会工藤会長、三橋副会長の挨拶がWEBで行われました。![]() |
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第41回日整北信越学術大会石川大会用ビデオ撮影
日時:令和2年5月24日(日)午前10時より 会場:接骨会館3階会議室
新型コロナウイルスのため中止となった第41回北信越学術大会石川大会における県代表の高崎浩会員の発表のビデオ撮影を行いました。井田栄二学術部長の開会の辞に続き、吉村英男会長の挨拶のあと、発表演題「橈骨遠位端屈曲型(スミス)骨折に対する徒手整復法」のビデオを撮影しました。ビデオは石川県柔道整復師会により北信越五県のビデオ発表が編集され会員に送付されます。
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令和元年度第2回学術論文作成研究会
日時:令和元年12月19日(木)午後8時より 会場:接骨会館3階会議室
接骨会館にて12名の会員が参加し第2回論文作成研究会が開催されました。井田栄二学術部長の開会の挨拶のあと、当会会員の2名の講師の先生による講演がありました。
演題名と講師の先生
1.評価 久水 嘉智 先生
2.柔道整復師の後世への伝承 高崎 光雄 先生
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第28回日本柔道整復接骨医学会学術大会
日時:令和1年11月23日(土)・24日(日) 会場:東京有明医療大学
東京はあいにくの雨空となる中、接骨医学会学術大会が開催されました。富山県よりシンポジウムに高崎光雄会員、会員発表には高崎浩会員、磯谷充律会員が発表されました。
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第31回富山県接骨学術研究会
日時:令和1年11月10日(日) 会場:パレブラン高志会館 2F カルチャーホール
令和1年11月10日(日)に第31回富山県接骨学術研究会をパレブラン高志会館 2F カルチャーホールにて開催いたしました。会員発表は
「胸骨不全骨折:エコー観察を通しての施術経験」
でした。
特別講演として講師に黒部アクアフェアリーズ医療サポートチーム(スポーツ整形外科担当)カターレ富山アカデミーチーフドクターをされている 根塚整形外科・スポーツクリニック院長の根塚 武先生をお招きし「スポーツ医学 ~最近の話題、2019~」
と題して御講演頂きました。また、公開講演として富山県厚生部部長の市村仁志先生に
「地方創生と最近の医療・福祉施策について」
御講演頂きました。令和元年度第1回学術論文作成研究会
日時:令和元年9月25日(水)午後8時より 会場:接骨会館3階会議室
接骨会館にて24名の会員が参加し、第1回の論文作成研究会が開催されました。井田栄二学術部長の開会の辞のあと、吉村英男会長の挨拶のあと、当会会員の3名の講師の先生による講演がありました。
講師の先生
1.運動選手のケア 久水 嘉智 先生
2.学術論文作成研究会のこれまでの歩みと今後の展望 井田 栄二 先生
3.自分が観てきた世界の物療 河合 優 先生
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富山県接骨学術研修会
日時:令和1年7月14日(日) 会場:パレブラン高志会館 2F カルチャーホール
令和1年7月14日(日)に富山県接骨学術研修会をパレブラン高志会館 2F カルチャーホールにて開催いたしました。会員発表は
第一席 「橈骨遠位端屈曲型(スミス)骨折に対する徒手整復法」
高岡ブロック 高崎 浩
第二席 「小児のオーバープロネーションに対するインソールを用いた当院での取り組み」
高岡ブロック 磯谷 充律
第三席 「上腕骨近位端骨折における一考察(エコー観察、X-P所見を踏まえて)」
砺波ブロック 齊田 耕進
特別講演として講師に富山県厚生連常務理事 富山県厚生連滑川病院 整形外科部長の南里 泰弘先生をお招きし「長生きするための智恵」-ロコモ・フレイルにならないために-
と題して御講演頂きました。※尚、研修会の写真はホームページの公開講座に掲載いたしました。
富山県接骨学術研修会
日時:平成30年7月8日(日) 会場:富山県総合福祉会館 サンシップ1F福祉ホール
晴天の空の中、平成30年 富山県接骨学術研修会が富山県総合福祉会館 サンシップにて、300人の会員が参加し開催されました。《会員発表》
(1)中村 雅宏先生 (富山ブロック)
演題 「介護予防領域で地域包括ケアシステムにインフォーマルサービスを創る」
座長 石田 幸弘
(2)高崎 浩先生 (高岡ブロック)
演題 「橈骨遠位端伸展骨折に対する徒手整復法」
座長 寺田 健一
(3)斉田 耕進先生 (砺波ブロック)
演題 「膝蓋骨不全骨折:エコー観察を通しての施術経験」
座長 高橋 史郎
(4)酒井 重数先生(一般社団法人日本柔道整復接骨医学会理事)
演題 「日本柔道整復接骨医学会の紹介と入会のお願い」
座長 高橋 史郎
《特別講演》講師 厚生労働省保険局医療課保険医療企画調査室 室長
矢田貝 泰之 先生
演題 「柔道整復療養費をめぐる状況について」
第40回 北信越学術大会 福井大会
開会式 日時:平成30年6月16日(土) 会場:ザ・グランユアーズフクイ 天山の間
《県民公開講座》講師:おおい町国民健康保険名田庄診療所 所長 中村 伸一先生
演題:「あなたを幸せにする人生幸福論~地域医療と在宅看取りで学んだ現実~」
《会員研究発表》膝蓋骨外側脱臼3症例の治療
富山県 高崎光雄
座長 酒井重数
すこやか元気体操
すこやか元気体操の資料は、公益社団法人富山県柔道整復師会に帰属します。利用できる運動を印刷し患者さんへ配布してください。(ポスターは容量が大きいので圧縮してあります。)
運動指導プログラムの資料は、公社富山県柔道整復師会に帰属します。会員の皆様が印刷、患者への配布等の行為は自由に行ってください。(クリックして名前をつけて保存してください。)
お知らせ
・平成27年度第2回論文作成研究会は8月27日(木)に開きますので接骨学会(新潟市朱鷺メッセ)で発表される先生はパワーポイント持参ください。又はこれから論文を作成してみようと考えておられる先生は、是非ご参加ください。
・平成27年度第1回論文作成研究会は7月23日(木)曜日に開催されました。
・平成26年9月25日(木)午後8時30分より接骨会館3F会議室に於いて論文作成研究会を開催致します。研究会会員の皆様のご参加をお待ちしております。
・平成26年6月26日(木)午後8時30分より接骨会館にて論文作成研究会を開きます。